バストアップ方法として高い人気を誇る脂肪注入豊胸ですが、現在に至るまでさまざまな紆余曲折がありました。
どのような過程を経て、今の脂肪注入豊胸の技術を築いてきたのかご紹介しましょう。
現在確認できる豊胸手術の記録によると、1950年代からパラフィンやシリコンジェルを挿入する豊胸手術が行われていました。
しかし、合併症や後遺症が多く発生するなど問題点が多かったそうです。
そのようななか、1963年になるとアメリカの企業がシリコンジェルを満たしたシリコン製のバックを挿入する方法を開発しました。
さらに1965年にはフランスで生理食塩水を入れたバッグが開発されたのです。
このような開発をキッカケに、世界中で美容目的の豊胸手術が広まっていきます。
しかし豊胸バックを挿入する方法を行った方の中には、気圧の変化により飛行機内で豊胸バッグが破裂する(ロシア)、授乳中の女性の豊胸バッグが破裂する(中国)、
といった事故が2010年代に起こってしまいました。
上記のような歴史の中で生まれたのが、脂肪注入豊胸です。
1980年代のアメリカで、吸引した脂肪が手術に用いられるようになりました。
ただ、当時の方法では完全に不純物を取り除けないために、定着率が低く感染症の恐れなどが大きな課題でした。
豊胸手術において「定着率の低さ」や「しこりができる」といった問題は、昔から課題の1つでした。
このような課題をどのように改善していくか、試行錯誤の結果生み出されたのが「コンデンスリッチ法」や「ピュアグラフト法」「ACR血小板注入療法」などの手法です。
その中でも注目を集めているのがACR血小板注入療法です。
血小板を注入するACR血小板注入療法の特徴は、脂肪とともに血小板を注入することで注入した
脂肪細胞を活性化させ、脂肪の定着率をアップすることを目的としています。
血小板は血液に含まれる成分のひとつで、壊れた血管や細胞を治したりする働きがあります。
こういった作用により脂肪の定着率を高めて、しこりの発生を抑える働きが期待できます。
自身の血液を使うACR血小板注入療法は、歯科用インプラントや骨の再生といった場面で、以前から用いられている手法です。
そのため、危険性や副作用はないと学会で安全性が認定されていることも、多くの女性からACR血小板注入療法が支持されている
理由の1つでしょう。
バストアップを考えると、バストがどれほど大きくなるか、という点に気をとられがちです。
しかし定着率や安全性といったことも十分に考慮したうえで、ご自身に合うバストアップ方法を選んでみてはいかがでしょうか。
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